コラボ小説 | ナノ
 3日目 3

(おっさんにあんな顔させられるのなんて、リアラくらいだろうな…)


初めて彼の事務所に行った時といい、今といい、ダンテがどれだけリアラを大事にしているかがわかる。リアラもダンテがどれだけ大切か話してくれたから、お互いに家族として大事な存在なのだとよくわかる。
組んでいた腕を解き、ダンテは口を開く。


「とにかく、調べてみなきゃわからねえな。坊や、依頼の場所に案内してくれるか?」

「ああ」


ソファから立ち上がりながら、ダンテは心の中で呟く。


(リアラ…)


無事でいてくれ、そう願いながら、ダンテはネロと共に事務所を後にした。