コラボ小説 | ナノ
 2日目 23

風呂から上がったリアラは、着ていた服の代わりにダンテの服を着ていた。
少し大きいため、シャツがワンピースに見える。
つまり彼シャツ状態である…ここのダンテはリアラの彼ではないが。
リアラはちょっと困ったような顔で、その裾を引っ張って見せた。
それを見たディーヴァは申し訳ないと項垂れる。


「あたしの服じゃちょっと背が足りないかもって思って…。ダンテの服でごめんね」

「別にいいよ。それより私の服、洗濯してくれたんだね。ありがとう」

「うん、勝手にお洗濯しちゃってごめんね。すぐに乾くとは思うけど、やっぱり服がないと困ると思うし…明日お洋服買いに行こう?」


ディーヴァからのショッピングのお誘い。
嬉しいし、行きたいのは山々だが…。


「そこまで迷惑かけるわけにいかないよ」

「いいの。あたしもたまには洋服みたいし。ただ、夕方になっちゃうと思うけどね…」

「夕方?」

「そういえば言ってなかったね。明日は月曜日…平日だから、あたしは学校なの」

「ディーヴァちゃん、学生だったんだね…」


体は成熟してみえるが、その割に背が小さい。
リアラは微妙に年齢の憶測がつけられないでいたのだ。