コラボ小説 | ナノ
 2日目 17

ちゃぷん…

「はぁ〜…ダンテにああやっていじられたあとのお風呂は格別だわ〜」


生き返る!とお湯の中からぐーっと伸びをして言うディーヴァに、リアラも同意する。


「そうだね、お風呂は気持ちいいよね」


薔薇香る大量の泡を湯槽に満たす。
リアラは、その泡を手にとってふーっと空気中に飛ばしてみた。
泡のひとつがディーヴァの鼻の頭に着地したため、そのおかしさにお互いカラカラと笑う。


「今日一日見て思ったんだけど、ディーヴァちゃん…、いつもああやってダンテにいじられてるの?」

「うん。リアラお姉ちゃんのトコのダンテは違うの?」

「んー…こっちのダンテほどではない、かな」


思い返す大事なあの人。
いじられることも多いが、こちらのダンテより落ち着いているし、考え方も行動も大人だ……と、思う。
いや、思いたい。


「いいなー。交換して欲しいよ…。たまに殺意すらわくもんね!」


あまりオイタが過ぎると、ディーヴァちゃんに殺されちゃうかもよ。
リアラは心中でダンテに忠告した。