コラボ小説 | ナノ
 1日目 3

「じゃあ、行ってくるな」

「前みたいに無茶しないでよ?」

「わかってるよ」


ディーヴァの言葉にダンテは苦笑する。
最近、少しずつだが依頼が増えてきて、それに伴い収入も増えてきた。だが、その分危険も増すわけで、依頼に行く度に彼女に無理をしないようにと念を押されてしまう。


「なるべく早く帰ってくる、悪魔なんかよりディーヴァと一緒にいたいからな」


そう言い、ダンテはディーヴァの額にキスをする。


「もう、そんなことばっかり言って…。ほら、さっさと行く!」

「はいはい、じゃあ行ってくるな」


ひらひらと手を振り、ダンテは玄関の扉を開けた。