あれから、四日が経った。城の地下施設から助け出したリアラはかなり衰弱しており、ゼクスと俺は急いで山の麓にある彼等の家へ向かった。
彼女をベッドへ横たえ、二人で様子を見守った。 幸い、彼女に怪我はなく、俺と同じ半魔のためか少し安静にしただけでみるみる内に体調がよくなり、二日目には目を覚ました。
目を覚ました彼女はゼクスと俺を見て、


「父様、お兄ちゃん…」


と呟いた。
あの時は二人そろって安堵の笑みを浮かべた。目を覚ましてくれてよかった、と。
今ではリアラは家の中を動き回れるくらいに元気を取り戻している。
小さな彼女のいろんな動きが微笑ましくて、俺がそれを眺めて過ごしていた、ある日のこと。




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