「けれど、今になって突然姿を現した…これって、あんたが待ってる子と関係があるんじゃない?」
「…そういうことか」
ようやくレディの意図がわかり、ダンテは肩を竦める。
「あんたが待ってるって言った子、同じデビルハンターなんでしょ?可能性はあると思うけど」
「ああ。可能性どころか、そのお嬢さんで間違いないな」
「間違いない?何でそんなこと言えるのよ?」
「俺の勘がそう言ってる」
自分の頭を指差し、自信満々に答えるダンテに、レディはため息をつく。
「どこからそんな自信が来るんだか…。まあいいわ、この依頼受けるの?」
「もちろん」
「決まりね。じゃあ私は依頼人に話を通しておくから」
そう言って扉に向かうレディに、ダンテは声をかける。
「ああ待て、レディ。一つ頼みがある」
「何よ?」
振り返ったレディに、ダンテは子供のように無邪気な笑みを浮かべた。