空腹のため、夕食の支度を頼もうかとダンテがリアラを探して廊下を歩いている時だった。
微かに話し声が聞こえる。どこから聞こえるのかと首を巡らせ、ダンテは一つの部屋で目を留めた。ダンテはその部屋に近づく。
そこはゼクスの部屋だった。部屋の扉が少し開いており、その隙間から声が漏れているようだ。一歩一歩部屋に近づくごとに、声がはっきりとしてくる。
よく聞いてみると、話し声なんていう和やかなものではなく、言い争うような激しい声だった。
何があったのかと首を傾げながらも、ダンテは二人に気づかれないように 部屋の前に立ち、扉の隙間から部屋の中をそっと覗いた。




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