二日後、リアラとダンテは依頼先である依頼主の屋敷へとやってきた。だだっ広い庭に建つ豪奢な屋敷に半ば呆れつつも、執事の案内で依頼主のいる執務室へと通される。
依頼主である屋敷の主人は、二人にソファに座るように勧め、自分も向かいのソファに座る。


「わざわざ御足労頂き、ありがとうございます。依頼の内容は、仲介人の方から聞いているかと思いますが…」

「ええ、聞いています。パーティーの最中に人がいなくなる、と」

「そうなんです。月に一回、私はこの屋敷でパーティーを開いているのですが、二ヶ月程前からパーティーを開くごとに人が一人いなくなって…原因を探っているのですが、未だにわからないのです」

「それで、悪魔のしわざだと」

「はい。パーティーを開いている間は屋敷中に警備の者がいます。腕の立つ者ばかりですから、普通の人では入ってこれません。それをかいくぐって入ってきているので、そうではないかと…」

「なるほど。それで、私達に客を装ってパーティーに参加してほしいと、そういうことなのですね」

「ええ。他の方々には気づかれないように、事を解決したいのです。お願いします。なるべく銃は使わないようにお願いします、お客様に気づかれてしまいますので」

「わかりました」

「では、部屋にご案内しますので、そちらで着替えてください。パーティーが始まったらお知らせします」


そう言い、屋敷の主人は立ち上がる。二人も立ち上がり、彼に続いて部屋を後にした。




「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -