次の日、昼食を食べ終えたリアラとダンテの元にレディが訪ねてきた。


「ダンテ、探してる悪魔について情報を掴んだわよ」

「本当か!?」


思わずソファから勢いよく立ち上がったダンテに頷き、レディは話を始める。


「ここ最近、街で女性を狙った事件が何件も起こっているの。そのどれもが喉を何かで貫いていて、被害にあった女性が病院に運ばれているわ。今では怪我が治った人も何人かいるけれど、その誰もが声を出せないらしいのよ。そのうちの何人かにその時のことを聞いたら、リアラを襲った悪魔といくつか特徴が一致したわ」

「そいつに間違いなさそうだな」


そう呟いたダンテに、キッチンの入口で二人の話を聞いていたリアラが近づく。


『見つかったんですね』

「ああ。もう少しで元に戻れるからな、待ってろよ」

『はい』


嬉しそうな笑みを浮かべたリアラの頭を、ダンテは優しく撫でた。




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