リアラの言う通り多少時間はかかったものの、一時間半後にはおいしい食事にありつけた。夕食はオムライスを中心として並べられ、どれもおいしかった。
夕食を終え、ソファに横になってくつろぐダンテはキッチンで後片付けをするリアラに声をかける。


「リアラ、少し休んだらどうだ?」

「これを片付けて、ストロベリーサンデーを作ったら休みますよ。もう少し待っててくださいね」


気遣ったはずが逆に気遣われてしまい、ダンテは苦笑する。昨日から働き詰めだというのに、本当に真面目なものである。


「お前は真面目だな」

「そうですか?きりがいいところまでやってしまいたいだけですよ」


そう言って最後の一皿を拭き終え、棚に仕舞うと、リアラは冷蔵庫を開ける。


「今から生クリームを泡立てるので少し時間がかかりますから、テレビでも見て待っててください」

「わかった」


頷くとテーブルの上のリモコンを取り、ダンテはテレビのスイッチを入れた。




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