幼なじみ | ナノ

!とある会長の観察(妄想)日記

今日の田中君、ちょっと髪がぼさぼさ。あー、指摘して直したい…!

あわよくばそのちょっとツンとした柔らかな猫っ毛を触りたいっ…!

そんな欲望はメモに書きこんでいく。あ、もちろん腐っている目線で。


『栄司、寝癖ついてるぞ』

『どこ?』

『ここ……よし、直った』

『ありがとな、高尾』ここで口付け

『栄司っ…』高尾、顔を赤らめる

『可愛いな、僕の高尾は』

『〜〜っ!栄司のばか!』


あああああたぎってくる!!!!実際は、緑間君が教えて自分で直していましたけども!私は!高尾君受けが美味しいと思います。

誰にも見られないように、カリカリと書いていく。あっという間に妄想を吐き出し、すっきりして脳内メモリーに保存。

これを個人創作サイトで書いていくのだ…!


「あ、購買行かない?」

「う、うん!いく!」


慌てて返事をして、ノートを鞄に入れ財布を手に取り着いて行った。


「最近さ、クラブ活動に熱心だね?」

「楽しいからね」

「ふーん。そんなに田中君カッコいいかなあ?」

「カッコいいよ」


困っている時に助けてくれるとか、剣道をしている時の真剣な眼差しとか。

あと高尾君をめちゃくちゃにしちゃうところとか!(妄想内で)


「なーにニヤニヤしてんの?おーしーえーて!」

「秘密!」


そう、知られてはいけない秘密なのだ。

(24/52)

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