きみと歩ける喜びを 

屋上にて逝去の後日談


例の如く、俺達は屋上に集まって昼飯を食べていた時みのりが喚いた。

恋人になったのはいいけど、まだちょっと個性的というか……まあ、そこが好きなんだけど(これを言ったら黒子っちに『爆発しないんですか?』と聞かれた。泣いた)。


「くっ……僕の命令が聞けないのか黄瀬!」

「嫌だ、ていうか、いい加減涼太って呼んでよ」

「聞けよ馬鹿ばか!ふん、涼太って呼ばない!」

「ええ!?」

「黄瀬君、目障りです」

「黒子っち、シンプルにヒドイっス……!」


みのりのお世話をしながらさらりと突っ込む黒子っち……怖すぎる。当の彼女は、ご立腹で唇を尖らせてこっちを見てくれない。…ムカつく。

ちなみに、命令とは


[29/35] bookmark


「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -