タンクトップ姿でこちらへ向かって来た黄瀬君。アップの途中だったかな?ひらひらと真っ直ぐテツ君へ向かって行く。うわ、かがみんが酷い顔に。 「広いんでお迎えにあがりました。黒子っちぃ〜あんなアッサリフるから……毎晩枕を濡らしてんスよ。も〜」 ……黄瀬君ってホモデルなの?なんて思ってたら「断じて違うっス!!」ありゃりゃ、口に出てたみたい。 「女の子にもフラれたことないんスよ〜〜?」 「…サラッとイヤミ言うの止めてもらえますか」 「ほう……私を女の子に入れないと…?」 「えっ、ちょ、黒子先輩!?」 「試合会場は真っ直ぐ向かって!私は黄瀬をシメるから」 「えっ、ああ…黄瀬君ご愁傷様ね」 黄瀬君の足を掴み逆海老反り!ちらっと後ろを確認して黄瀬君が口を開く。でも力は緩めません。 「黒子先輩は…なんでバスケをやめたんスか」 「……黄瀬君痛くないの?」 「全っ然痛くないっス。痛いのは……黒子先輩じゃないんスか?あと質問に答えてほしいっス!!」 「……もう昔話は飽きた。さ、早く立って」 黄瀬君からおり、手を差し伸べる。黄瀬君はちらりと見て私の手を取らなかった。ムカついた!! 「黄瀬ェエエエ私の手が取れんのか?!ああ?!」 「…………なんもないっス」 「あーそうかいじゃあ早く行くぞ!!私の話は後だ!!」 「! はいっス!!」 「ってわああ?!横抱きすんなあああああああぁぁぁぁぁ」 黒子セツナ、只今、黄瀬君に絡んだことを後悔してます。 もう昔話は飽きた |