※若干遙がキャラ崩壊しています


俺は水に触れることが好きだと思う。どこかの青狸と丸眼鏡をかけた少年が出てくるアニメのヒロイン並みに、入浴…もとい水浴びをしている。
話は変わるが、この前目に入ってきた何かのテレビで、俺の琴線に触れるものがあった。

『皆さんご存知の通り、人間には60パーセントの水分が含まれています。つまり、水というのは――』

「おはよ、ハル」

「…っ、真琴か」

「はは、まだ寝ぼけてるの?早く上がらなきゃ遅刻するよ」

人当たりの良さそうな表情で、何も知らずに俺へ手を差し伸べる。何となくその手を取らないまま、口を開いた。

「人間の体内は水分が60パーセントで占めているって、知ってたか」

「え…?あー……聞いたことはあるような」

「そこで俺は考えた。……水は、人間だと」

「……………………ちょっと待ってハル、俺のキャパを大きく上回っちゃったよ」

「わからないのか…?」

「うん…よく分かんないな」

「……簡単に言うと、今、俺は水の中にいる。つまり…真琴の中にいるわけだ」

ようやく理解してきたのか、真琴は垂れ目を大きく見開いて顔を真っ赤に染め上げた。
開かれた口からは言葉にならないものばかり羅列される。キス、したいと思った。

「な、な……!ハルのばか!朝っぱらからなに考えてんだよ!!」

「…?別に。俺はただ真琴に包まれてるって」

「…………え?」

「そうか、真琴は朝だというのにそういう思考に陥る変態なのか…」

あ、今度は俯いた。さっきまで俺に差し伸べていた、大きな掌で顔を覆っている。
普段は顔を出さない悪戯心がふつふつと湧き出る。俺も変態なのかもしれない。幼馴染みがこんなにも羞恥に悶えているのに、もっと虐めたいなんて。

「真琴、顔を上げて」

「…………やだ」

「……………………」

「っ!なに、はる…っ?!」


無理矢理といった形で真琴の腕を掴んで引き寄せた。驚いた表情の幼馴染みに唇を重ねた。
状況に頭が追いつかないようだ。いつも少し抵抗する素振りを見せるのに、今日はされるがままだ。

「真琴のなか、入れた」


君の水温、急上昇!

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
はるまこちゃんも好きですが、一番はやっぱりはるりんちゃんかな!!


下でちょっと嘘つきシャルの最終回ネタのあとがき的な(ネタバレ含みます)






嘘つきシャルの最終回ネタは、彼女である先輩はどんな反応を見せるのか、といった妄想から始まりました。
感情的になっちゃったのは、怜への愛情、そして幼馴染みたちへの友愛で気持ちがぐちゃぐちゃになるかな〜とこれまた妄想
怜ちゃんは男前紳士(わたしの中で)なので、きっと先輩の強い当たりにも耐えてくれるだろうと……(投げやり)
本家のテーマが「凛の救出」と掲げられていた(監督さんのインタビューから)ので、怜ちゃんの救出というより……先輩ちゃんの救出をメインに!

今度は凛をひたすらからかうネタを書きたいなあ……(^-^)






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