甘党の人は、イライラしやすいらしく、甘いものを食べてイライラを解消しているから、甘党に見えるようです。……真琴と渚ですね!!!
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ スイート×スイート 真琴と男の子
真琴は優しくて、気配りができる大人なひと。でも、俺は怖い。真琴が笑う度、優しくしてくれる度に恐怖が襲ってくる。 そんな恐れている彼が俺の部屋に来た。最初はいつものように、にこやかに話していたつもりだった。しかし、彼の手が俺を壁際まで追い詰めた。
「ねえ、どうしてそんなに怖がるの?」 「ごめ、まこ…っ、ひっ」 「俺さ、今イライラしてるからそんなに怖がられたら」
壊したくなる。
口角が上がり、ますます恐ろしくなる。歯の根が合わずガチガチと煩い音を立てる。駄目だ、静かにしなきゃ、真琴に壊される。 必死に手で抑えるけれども、頭の中はパニック状態だ。目の前にいる優しく笑う真琴が、こわい。
「……きらい?」 「きらい、じゃない」 「だったら怖がるなよ。俺、そんなにおっかない奴に見える?」 「み、えない……」
そう、それならよかった。真琴は笑っているつもりなのだろうか。俺には全然そう見えない。
「あの、さ、真琴は…俺のこときらい…?」 「うん、きらい。だいっきらい」
今日はいい天気だね、とでも言うようにするりと真琴は、俺を拒否した。
「どう、して……真琴は、」 「きらいだよ。こんなにも俺がアピールしてるのに、気づかずに鈍感でさ。イライラするよ」 「……そうかよ」 「いつになったら気づいてくれる?××が好きなことを」
聞きたくなかった言葉が出てきてしまった。俺は、真琴のことを……、
「真琴がきらいじゃない。でも……、たぶん真琴と同じ好きじゃない」 「…………………」 「…ごめん。本当は、こんなこと言いたく、っう!」 「ああもう腹が立つよ。なあ、なんで俺の気持ちが通じないんだよ……」
真琴がぎりぎりと俺の首を絞めていく。お前こそなんで泣きそうなんだよ。溜め込まずにちゃんと伝えてくれよ。
「まこ、と…」
ぽたりとどちらかの涙が落ちた。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 甘いもの依存症みたいな真琴を書きたかったのにただのヤンデレじゃ……。 懲りずに今度は渚を書きます。
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