男の子とベルトルト
※ネタバレ含む
「ベルトルト…ごめん、こんな夜中に」 「いいよ、別に。僕も眠れなかったし」 「……そっか」 「何かあったのかい?」 「ちょっと…。笑わないで、聞いてくれる?」 「うん」 「あのさ……夢の中で、皆が死んじゃうんだ。クリスタやサシャ、アルミンとかジャンとか…」 「…うん」 「でも、その中で……アニとライナーと……ベルトルトだけ、笑っていて…」 「…………」 「俺に、ベルトルトが、っ 手を伸ばすんだ」 「手を…?」
「まるで、巨人みたいな……手で」
「………そう…」 「っていう、非現実的な夢を見てさ、寝れなくて…。ほんと、もう15なんだからしっかりしなきゃな」 「ふ、※※らしいね」 「なんだとベルトルト。俺がガキっぽいって言いたいのか」 「んー…そんなところかな?」 「チッ、話さなきゃよかった」 「あはは、耳真っ赤だ」 「〜〜〜っ!み、みを触るな…」
(君が見た夢は、本当になるかもしれない)
ベルトルトの顔が、すこし曇ったのが気になった
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