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休み時間が来た。
けれどまだまだ3時間目しか終わっていない。
時間が経つのが遅い気がするのはなんでだろう。
「はぁぁ〜っ」
べたっと倒れ込むように机に突っ伏した。
ひんやりした机が気持ちいけれど。
(………)
コツコツと足音が近づいてくる。
俺の机の前で
止まった。
(なんだ…?)
顔をあげる。自然と目を見開いてしまった。
眉を寄せて気まずそうに顔をふせる 光一。
なぜか 心臓の鼓動がばくばく走りだした。
(きっと用があるのは俺じゃない)と勝手に思い、顔をそらす。
「……っ」
(早くどっかいけよ…!!)
「……梶原」
(……え?)



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