君からの贈り物



「へぇ桜場誕生日なんだ」
「どうでもよさそうだな」
「どうでもいいからな!」
そんなふうに談笑をしながら、俺と後藤は歩いていた。
すると、だ。
「ぅわ!?」
「清水っ!?」

どっかからでてきた黒い腕に俺の腕が捕まった。








「いってぇな!離せ!」
「あぁ悪い」
一欠けらも悪びれない態度に俺の額に怒りマークが刻まれる。
「なんなんだよ!わざわざ引っ張って来なくてもそこで言えば言いだろ!」
「別に言いたいことはない。お前と後藤が一緒に居るのが気に食わなかっただけだ。」
「ちっちゃいにもほどがあんだろ!」

俺は必死に突っ込んだ。

「あ、そういえばあったよ。言いたいこと」
「あ?」
「プレゼントは、もちろんお前をくれるんだよな。」
「いらねぇんじゃなかったのか!」
「精神的には貰ってるけど、肉体的にはまだまだこれからかと。」
「死にさらせっ!」


 







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