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「わぁぁっ!?」
何事!?目の前が 真っ暗になった!何かに覆われているみたいだけどなんなの!?ごみ袋だったりして。ほんとなんなの…!
「わっぷ…。ぐ、ぐらい、おん?」
私の目を覆っていた正体グライオンさんはにこにこと笑っている。人懐っこいグライオンだねぇと撫でてみる。…うん?なんだか聞き覚えのある声。どこで聞いたんだろう?ええっと、うーんと…思い出せ私!ハートのうろこがなくても私なら大丈夫だろ!うぐぐ…。リーグじゃないし、テレビ…もない。もっと身近な、うーん…!
「サトシの、グライオン!!」
正解!と言うようにぐらいぐらいと小躍りする。ああそうだこの異常な可愛さはサトシのグライオンだ!!くそーっ、ほんと可愛いなぁぁ。
「あれ、サトシは?」
しょぼーんとグライオンが下を向く。はぐれちゃったのかと聞くとそうでもないらしい。
近くにいた人に聞けば修行のため預かっているらしい。そうだったのか…寂しいだろうな、グライオン。
「修行か。えらいねぇ!グライオンいい子!」
誉めてあげると照れた。うーんほんとに可愛い。どうしてグライオンはこんなに可愛いの…!!
「私も手持ちにグライオンいれよっかなぁ?」
そう言うとグライオンはだめだ!と言うかのようにじたばたする。
「可愛いー!!」
ぎゅうぎゅう抱きしめてやるとグライオンが苦しそうに笑った。

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