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気付いたら俺はミナモシティにいた。となりには名前がいた。
「ユウキくん、大丈夫?」
「うん」
どうやら俺はミナモシティについた途端に気絶したらしい。医者には過労だとかなんとか言われた。でも無理をしていたつもりはないし、普通だったから無理をいって病院からでた。目の前には青い海が広がっている。
「…どうかした?」
「いや、なんかさ。ミナモシティには初めてくるのに初めてじゃない気がしてならないんだよな」
名前は何故かショックをうけたような顔をする。でもすぐに変なの、とくすくす笑った。なんだよ、と言おうとして口を開いた瞬間
「………っ!」
ガンガンと殴られるように頭が痛い、なにかが響く。頭がぐちゃぐちゃぐわんぐわんと回る。
「ユウキくん?ユウキくん!!」
名前の焦る声を最後に俺は意識を手放した。
.........
殴るような頭の痛みで目が覚めた。目覚めたら俺はミナモシティにいた。となりには女の子がいた。女の子は、名前は、えっと…、ああそうだ。名前。
「ユウキくん、大丈夫?」
「うん」
どうやら俺はミナモシティで突然激しい頭痛を起こし、倒れたらしい。医者には過労だとかなんとか言われた。でも無理をしていたつもりはないし、普通だったから無理をいって病院からでた。目の前には青い海が広がっている。
「…どうかした?」
「いや、なんかさ。ミナモシティには初めてくるのに初めてじゃない気がしてならないんだよな…ってこんなこと、前にも言ったっけ、おかしいな」
名前は何故かショックをうけたような顔をする。でもすぐに変なの、とくすくす笑った。なんだよ、と言おうとして口を開いた瞬間
「………っ!!!」
ガンガンと、あの目を覚ました時と同じように頭が痛い、なにかが響く。頭がぐちゃぐちゃぐわんぐわんと回る。
「ユウキくん?ユウキくん!!」
名前の焦る声を最後に俺は意識を手放した。
.........
殴るような頭の痛みで目が覚めた。気付いたら俺はミナモシティにいた。となりには女の子がいた。女の子は、名前は、えっとー…、あれ…、あぁそうだ。名前だ。
「ユウキくん、大丈夫?」
「うん」
どうやら俺はミナモシティについた途端に気絶したらしい。医者には過労だとかなんとか言われた。でも無理をしていたつもりはないし、普通だったから無理をいって病院からでた。目の前には青い海が広がっている。
「ごめんねユウキくん」
名前が突然謝る。どうしたんだと聞くと名前は話し出した。
「私は、ユウキくんといちゃいけないんだ。私のせい」
「はぁ…?意味わかんねえよ」
「うん。分からないよね、私も分からないよ。でも、私はここに存在する人間じゃない。ここにいちゃいけない」
名前が涙混じりに訴える。俺はわけがわからなくてただ名前の話をきくしかなかった。
「…ばいばい、ユウキくん」
どういうことだよ、と名前に手を伸ばしかけた瞬間ぐにゃりと歪む視界。の端に名前がうつった。
.........
気付いたら俺はミナモシティにいた。どうやら倒れたらしい。ここにすむ人たちが知らせてくれたそうだ。医者には原因はわからないと言われたが病気じゃないならいいだろう、と無理をいって病院からでた。そこには今までの既視感はなかった。ただただ初めてみる青い海が広がっていた。となりをみる。大丈夫?と心配そうに聞く彼女はいなかった。変わりに喪失感だけが俺をつつんだ。
「あー、これバグってるー」
title...弾丸