小説 | ナノ
最低最悪で気持ち悪い夢を見た。
『あッあっ、いち、いちまつく、んッ、ぁ…っ……」
なまえの喘ぎ声も荒い息も、感触だってわかるのに、どうしても顔がぼやけて見えなかった。僕の望んだ、紛れもない現実なのに。
(一酸化炭素が肺を満たす。)
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