折臥ノ森の入り口の前で私は足を止めた。森の前に土を被った車が止まっている。この車、宮田さんの……。手を離し後ろを振り向くと、彼は険しい顔をしていた。「宮田さんは……何をしていたんですか?」「……なまえさんには関係のない事だ。先を急ごう」また化け物を倒しながら進んで行く宮田さんの後を、私は納得の出来ないまま追った。120402 →