小説 | ナノ

 TITLE:お菓子の
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「ユーリさんユーリさん」

「なんだ」

「なにこのケーキとお菓子の山」

「ファンからもらったものだ」

「…………」

「食べないのか?」

「……うん」

「……具合でも悪いのか?」

「失礼な。違うよ、ダイエット中なの」

「ふっ、お前がか?」

「鼻で笑った……!」

「お前は今のままで充分だ」

「!」

「今のままのお前が好きだ」

「ほ、ほんとう!?」

「嘘だ」

「…………」

「丸々と太ったら、アッシュに調理してもらえ」


「…………」

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