真琴は口元をヒクつかせながら口角が上がるのを堪えている。その顔は耳まで赤くなっていた。
──嬉しい。 自分の選んだ玩具を感じてくれていることが、真琴には堪らない快感だった。
真琴はその興奮に任せて、長い指で緑色のローターを膣奥へと押し込む。
「ぅあっ! や、やだ、奥……に!」
「コードついてるから、大丈夫」
「そうじゃ、な……っあァ、いいぃ……ッ!」
ヴィィィィィィィンッ
今まで沈黙していたローターが突如暴れだした。 名前のおまんこの深くに居座るローターが、鈍い音を立てる。
「んあっ!ひゃアァあぁあッ!!」
「スイッチ入れる……って、ごめん。言うの遅かったかな」
「んひぃい……ッ! も……ばかぁ……っ」
「ローターどう?気持ちいい?」
名前の反応を見れば分かるものだが、真琴はあえて聞いた。
名前を辱しめようと思って聞いたのではなく、本心から。名前が、ちゃんと気持ちよくなってくれているか確認したくて、だ。本当にたちが悪い。
しかし不安そうに顔を覗き込んでくる真琴を見てしまうと、名前は悪態の一つでも吐いてやろうと言う気持ちがしぼんだ。
羞恥から顔を隠しつつ、真琴に素直な言葉をぶつける。
「……っき、もち……いィ……ッ」
「!! よかった! じゃあ、増やすね!」
「ふや……っ?!」
名前が目を白黒させた。
(増やすって……ローターを増やすってこと!? い、一個だけって言ったのに……! 無理はさせないって言ったのにぃ!!)
嬉々とする真琴は所持するすべてのローターを再び手に持ち、そのひとつを名前の膣口に当てる。今度はピンクのローターだ。
名前が制止の声をかける前に、二つ目のローターが挿入された。
「ふひゃあっ!!」
「いくつ入るかな……。試してみようか」
「もっ、もう、入らないから! だめっ、これで終わりっ!」
「ウソ、絶対入るだろ? ほら足閉じないで、ちゃんと広げて」
「んぅううう……っ!」
ちゅぷんっ、くぷっ、にゅぷっ
次々とローターを入れられていく異物感と快感に、名前が唇を噛んで耐える。 みっつ……よっつ……いつつ……。 名前の膣内にはとうとう、真琴の持つローターのほとんどが挿入(いれ)られてしまった。
「ふふっ、ねえ名前ちゃん。処女なのに、おちんちんよりも先にローター挿れられちゃったね?」
「んっ、んうう……ッ! も、やあぁ……っ!」
一番はじめに入れられたローターは今だ震えており、他のローターに振動を伝えて名前の膣内を微弱な震えでくすぐっている。
服は着たまま、パンツだけ脱いでよがる名前に、真琴はすでに理性というものを飛ばしていた。
目を固くつむって耐えている名前には、真琴の熱に浮かされた顔は見えていない。
「広げたらまだ入りそうだね。じゃあ、残りのローターも入れようか」
「しょ、しょんなぁ……っ?! も、……いっぱいぃぃ! やだぁ!」
「あと少しだから、頑張ってね」
「きゃうんッッ!!」
真琴はまた、服は脱がさずにブラジャーだけをずり上げて、名前の乳首にクリップを挟む。
はしたなく勃起した乳首に与えられる痛みに、名前は切なげに涙を流した。
「あぁっ!いたぁ、い……!」
「ふふ、気持ち良さそうだね」
クリップに挟まれた名前の乳首を、さらに真琴は指で摘まんでめちゃくちゃに引っ張る。
「ひやぁアァぁあぁァあん!」
「ああほら、足閉じたら駄目だって!」
「あぁっ!」
閉じかけていた足を大きく開かされた。
真琴は名前の頭の方へ移動し、後ろから名前を抱える。 そうして開いた足を、真琴が自身の足で閉じないように固定した。
「じゃあ、ローター入れるからね」
真琴はピンクローターを手に持ち、たくさんのコードが伸びる名前のまんこ肉をひろげてそれを近付けた。
「あううぅっ、らめぇ……はいらないからあ……っ」
恐る恐る自分の陰部を見た名前が、顔を青くする。
名前には、もうこれ以上ローターを入れられるような状態だとは到底思えない。
最後に挿入れられたローターは名前のまんこがパクパクと息をするたび頭を覗かせ、膣内はローターで完全に凌辱されていることが見てとれる。
「あぁ…………すごくエッチだよ、今の名前ちゃん……」
真琴のため息が名前の耳に掛かる。 ヒクンッ、と大袈裟に揺れた名前を愛しく思った真琴は、手に持つローターを名前の膣、────ではなく、その上の、可愛らしく勃起したクリトリスへ当てた。
スイッチは最大である。
ヴィィィィィィィンッ!!
「ひッ──!っあはぁ……ッ!!」
大きな快感に名前の息が詰まる。
真琴は跳ねる名前の腰を抑えながら、ぷっくりと勃起したクリトリスをローターで無遠慮にコリコリと弄り回した。
クニュッ!クニュッ!クニュッ!
「ひあぁアァああアぁッ!やめっ……ああぁうっ!あっあっ!あぁっ!しゅっ、しゅごぉいぃぃぃぃ!!」
「名前ちゃん……っ、名前ちゃんが悦んでくれて、俺……嬉しいよ……!」
「はううぅうっ!これっ!しゅごいの!クリちゃんしゅごいっ!おまんこ溶けたぁ……っ!おまんことけちゃってりゅよおぉぉぉぉぉ!」
ビクビクと痙攣しながら激しくイキ果てる名前。
真琴が、過剰な快感に暴れる名前を押さえながら尚も構わずローターでクリトリスを捏ねくり回す。
すると頭の覗いていたローターが、締まる膣に押されて出てきた。
ニチャ……、と音を立て丸いそれが排出される姿は、まるで産卵だ。
糸を引きながら、“卵”がベッドへ転がり落ちる。
「あーあ、名前ちゃん。せっかく挿れたローター出しちゃダメだろ?」
それをしっかりと見ていた真琴が、興奮のまま、からかうように名前の耳元で囁いた。
「やら、やらぁ!でちゃらめらよぉぉ!いやあぁぁぁ!みないでぇぇぇえええっっ!!」
クチュッ……クチュッ……ヌチュッ……
ヒクつく膣は、膣口にあるローターを押し出していく。
出さないように力を入れても、それ以上奥にいくことのできない“卵”は名前の膣から逃げ出していった。
疑似産卵をじっくりと見られ、名前は思わず恥部を手で隠す。
隠されたことに真琴は寂しげな表情を浮かべたが、お仕置きとばかりに、名前の乳首に挟んだクリップを引っ張った。
「ひゃあぁッ!!」
「悪い子は、ちゃんと叱らなくちゃね」
乳首への鋭い快感に口の端から唾液を垂らして息を荒げる名前。
真琴は名前の手をひとまとめに捕らえると、その手に優しくキスをした。
「おまんこ隠しちゃ駄目だよ。ちゃんと俺に、名前ちゃんの可愛いおまんこが卵産んでお母さんになるところ見せて?」
奥で身を震わせていたローターのコードを引っ張り、名前が“産み”やすいようにした真琴。
空いている方の手で名前のまんこ肉を拡げたので、“産卵”する膣の様子が先程よりもよく見えた。
本気汁を纏わりつかせているピンク色のローターに、真琴は、本当に卵のようだと錯覚する。
「見ないでっ、見ないでよぉお」
名前がいくら嘆いたところで、真琴はじっくりと舐め回すように見ることをやめない。
「名前ちゃんもよく見なよ、ほら、」
「んっ、うぅ……ッ!」
クリトリスにあったローターは外されたが、快楽の余韻にいまだヒクつく膣はローターを押し出していく。
「やら……、やらぁ、ちがうの、こんな、こんにゃのってぇ……」
「おまんこがヒクン、ヒクン、ってして、ちょっとずつローターが出てきてるよ。このまま、奥のローターも出せるかな」
「あっ、あああぁぁぁっ……! やだ、でちゃう、ローターでちゃうの、やらぁぁああぁぁっ」
クチュ、……クチュンッ
もうひとつ、ローターを産み落とした名前。
クリップがつけられている胸を大きく上下させて息をする名前が、蕩けた瞳を無意識に、ベッドの上に放置されていた太いバイブへ向けた。
それを見逃さない真琴は、名前の耳に唇を寄せる。 このバイブで何をしてやろうかと思考を巡らせながら、ひとつひとつ、言葉を吹き込むように囁くのだ。
「……なあ、名前ちゃん、アレ、欲しくなっちゃった? ここを、あのぶっといバイブでさ、ぐちゃ、ぐちゃって、掻き回して欲しくて堪んないんだろ」
「ああああぁぁぁ……ばい、ぶ……? あの、あのふといのが、わたしに、ぃ……?」
「名前ちゃんの蕩けきってる処女のまんこを、俺じゃない、こんな無機質で愛情なんてないただの機械が拡げちゃうんだよ。 まずおまんこの入り口をさっきよりも拡げて、イボがたくさん付いた胴体で柔らかい膣とGスポットを擦りあげられる。ポルチオをじっくりいじめられて……それから子宮まで犯されちゃうんだ」
「あっ、あぁぁあぁう……そ、そ、そんなの、されたらぁ……!」
「そ。かわいそうだけど名前ちゃんがこの先何百回と俺とセックスしても、名前ちゃんのおまんこを拡げたのは、この、ただの玩具ってことになっちゃうんだよ」
名前はこれから受けるだろうバイブによる凌辱の、その想像だけで腰をひきつらせた。 なんとも真琴を、雄を反応させる声を漏らして、名前は悶える。
「……でも、大丈夫。バイブに処女膜やぶられちゃうような子でも、俺だけは名前ちゃんのこと、ずっと大好き……だから……」
……ズグンッ
ついにバイブは名前の胎内へ侵入をはじめた。
「んはああぁァ!! きっ、きたあぁぁぁあぁッ!?!?」
バイブのぷっくり膨れた亀頭部分が、名前の密やかな膣をゆっくりとこじ開けていく。
「ひっ」
ささやかな抵抗。 真琴は処女膜に触れた。
真琴はまるで、割れやすいガラスに触れるような力加減でもってバイブを扱う。
胸がきゅん、と苦しくなり、脊椎が痺れた気がした。 (あ……射精しそう……) 一度興奮を鎮めるために大きく深呼吸をして、クッ…とバイブを奥へ進める。
そして名前の処女は、真琴の操るバイブのものとなった。
「……あはっ、あはははっ! 名前のおまんこ! しょじょまんこにバイブはいってるぅう! 名前のまんこ処女は真琴くんのだったのにばいぶがっはいちゃってるよぉぉおお?! 真琴くんにバイブでしょじょうばわれちゃったぁ…… あははっ みてぇまことくん! 名前のおまんこバイブにとられちゃったのぉぉお!!」
真琴は“ト”んでしまった名前を再びベッドへ横たえさせ、名前の足を鍛えられたその肩へと持ち上げる。
破瓜を経た名前のおまんこを、大きなバイブは容赦なくこじ開けていく。
膣奥に当たったところで真琴は、キュンと締め付けてくる膣から、バイブをギリギリまで、ゆっくり引き抜いた。
ねっとりとした愛液がバイブにまとわりつく。 それは光を受けて艶かしく、陰猥である。
(お、俺のおちんちんも、名前ちゃんのおまた汁が絡み付いて……こうして、バイブみたいになっちゃうんだ……このバイブは、俺じゃないけど、俺なんだ……!どうしよう、ハル!俺いま、名前ちゃんと心でセックスしてる!)
僅かに開いていた真琴の唇は戦慄き、熱く吐息を漏らし続ける。泳いだあとよりも息が荒い気がした。 ゴクンッ、と大きく喉を鳴らして、バイブのピストンをはじめる。
グチンっ くちゅっ、ぐちゅんっ、グチュンッ!グチュンッ!
「ああぁぁーっ!らめぇっ、らめえぇえぇぇぇえ!おっきいのでイク!おっきいのでおまんこグチャグチャされてイッちゃう!ふああぁぁっ!あ、あっ、あああああああああっ!」 「そんなに喜んでもらえたなら、買った甲斐があったなあ……」
とろける笑顔をひとつ。 真琴はなんかもう幸せだった。 (俺……この子と死ぬまで一緒にいよう。死んでからもずっと一緒がいいなあ……) と、考え出すくらいに幸せだった。
「ほら、電源も入れようか。これ、イボ一個一個が別の動きをするらしいよ」
イボのひとつひとつが、名前の膣を削ってやろうという気概でもって動き始めた。 柔らかく、傷付かないように出来ているバイブは名前の膣を削ることなどないが、ごりゅごりゅと蠢き回るバイブは膣内をやたらめったらに掻き混ぜる。
目の前の真琴にすがることさえ忘れ、名前は舌を突き出して喘ぐ。
「あへぁっ あひぃぃい! はあっ、あ"ぁーっ!」
名前の赤い舌から視線が外せないが、舌を絡ませるキスなんて、いやらしすぎて真琴にはまだ出来なかった。
「あぐっ、あっ、うあ"ぁっ、おまんこっ! おまんこおぉ!!ふあぁぁぁっ あうぅっ、あっ、ああ"ぁっ!いやあぁんっ!」
名前の絶頂が止まることはない。 でたらめに蠢くバイブに、真琴の手によるピストンは名前を追い詰めるばかりだ。
そして、その時はやってきてしまった。 真琴の手元が狂った。名前の飛び散るマン汁によって。
バイブはずるりと、更に、奥深くへ侵入を果たし、名前のポルチオを、複数の、イボが……
「あ"……ッッ!!! う、ぅっ アぁぁあァあア、っ?!っひィ…………ッッ!!!イッ、イグうゥゥぅうゥううぅぅう……ッ!!!ひイぃィイイイぃィいいいいいいんッ!!!」
プシャアァァァァッ!
襲いクる快感に耐えきれなくなった名前が、勢いよく潮を噴く。
それは真琴の、ここまできていまだ清潔だった服を汚し、ボトムス越しに、中で窮屈そうに腫れ上がったちんこを刺激した。
「んっ…………、名前ちゃん、潮噴いちゃうくらい、よかったんだね」
「はひっ、はひぃっ、はふっ、はふっ、イッ、イッたぁ、はっ、あぁああぁ……あっ、んあァ……あっ、あっ、やだ……まだっ、まだイッてるよぉっ、とまん"にゃぃぃい……っ!!やあぁ!とめてっ とめてええぇ」
飛びそうな意識に抗う名前に、真琴の言葉が届いているかはわからない。
無防備に大股を広げて余韻を感じる名前を見ながら、慣れた手つきでベルトを外す。
「……ねえ名前ちゃん、俺の極太も……、気に入ってくれると嬉しいな……?」
ギンギンにいきり立った真琴のちんこに、名前は恍惚として息を吐く。
二人の長い一日は始まったばかりだ。
あーちゃ様、た、大変お待たせしました…! 言葉攻めが相変わらず行方不明ですが、玩具攻めはが、頑張りました……頑張れてますでしょうか…?が、頑張れたのか…? ともあれ、張り切って今回のリクエストを書かせていただきました!とても楽しかったです!(さわやかなかお)
あーちゃ様、リクエストどうもありがとうございました!
|