さて、ところ変わってここは学校。名前ちゃんの通う中学校です。

名前ちゃんが頑張ってバケモノと戦っている間にも、朝のホームルームは続きます。


「苗字。苗字ー?」


出席の点呼に答える可愛らしい声はありません。もちろん、名前ちゃんは今バケモノチンポと楽しく遊んでいるからです。


「なんだ、苗字は遅刻か?」


呟く先生の脂ぎった顔は、とても嬉しそうです。
名前ちゃんのクラスメイト達も、名前ちゃんが遅刻と聞いて一気に沸きました。

女の子はキャッキャッと嬉しそうに、それぞれ持ち寄った道具を吟味しはじめ、男の子は席を立って、これから起こるあるイベントに股間も勃たせます。

そうです。遅刻、または欠席をしたら、クラスメイトのみんな(みんな、には、先生も含みます)に、罰ゲームされることになっていたのです。


「三年目にしてやっとかぁ……」

「名前ちゃんの遅刻を、どれだけ待ちわびたか!」

「私、今日たまたま道具を新調したのよ!ラッキーだわ!」

「はやく名前ちゃんと中出しセックスしてえーっ!!」


嬉々として、それぞれ名前ちゃんとどんなエッチがしたいか言い合うクラスで、一人だけ、そんな彼らを見て不機嫌そうに顔をしかめる男子生徒がいました。

今はまだ彼について話すべきではないのですが、これだけは言っておきましょう。

彼はこのクラス、学校、町、もっというなら魔界をいれた世界の誰よりも一番、名前ちゃんを愛しちゃっているのです。






TopMainpage top

×
「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -