「ぎゃふんっ!」

「わあ! 名前ちゃんが突然バナナの皮で無意味に滑ってぎゃふんと言いながら転んだっ!」

「な、なんて美しい転び方なんだ……! まさしく様式美!」

「そこなの?」

「い、痛いよう……」

「大丈夫ですか?」

「名前ちゃーん大丈夫ですかー!」

「だ、だいじょうぶですよ……いたた……」

「あはは! パンツ見えてるけど大丈夫だって!」

「ナギちゃんのえっち! 言ってよ!」

「そうですよ渚くん! 君にはデリカシーというものがない!」

「随分と子供っぽいフリフリのパンツ履いてるんだねえ」

「いっいつもは大人っぽいのはいてるもん!」

「貴方がどんな下着を履いていようと、どう間違えても、貴方を大人っぽいと感じる人はいないと思いますが……」

「そんな!」

「怜ちゃんデリカシーなーい!」

「君に言われたくはない!」

「大丈夫! 名前ちゃん! ギャップを狙おう!」

「ギャップ……」

「ほう、例えばどんな?」

「いつもは子供っぽくてかわいい名前ちゃん! いざスカートの中を見てみると……実は履いてない!」

「それじゃただの変態じゃないですか!」

「ノーパン健康法だよ! 名前ちゃん!」

「な、なるほど……!」

「ちょっと! 渚くん! たぶらかすんじゃない!名前も納得してどうするんですか!」










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