名前に胸を触られた。
階段から落ちた俺を助けようとした結果だったからあまり言わなかったがかなり恥ずかしかったし、責任もしっかりとって欲しいぜ。

なんか俺の住んでたあたりじゃあ、異性に胸を触られたら責任とって結婚するとか……そんなしきたりがあったような……いや、確かにあったな。ああ、あるある。そんなしきたりあったわ。

「おいマルコ聞けよ! 俺……名前に胸触られちってよお……結婚申し込もうと思ったんだが」
「頭でも打ったんじゃないかジャン? 名前はジャンの胸を触ったりしないと思うし……それで名前と結婚するとか言うのもちょっとよくわからない。ミカサはいいの?」
「あっ、み、ミカサはいいとか悪いとかじゃねえんだよ! 」

あぶねえ……おれとしたことが、二股なんてだせえ真似するところだったぜ。
ありがとよマルコ!俺は正気に戻った!
俺はミカサ一筋だかんな!

間違えたって名前になんて靡いたりしねえよ、ったくあのビッチ俺が童貞だと思って馬鹿にしやがって……。
いくら太ももが柔らかくても……指が細くて意外と綺麗な手をしてたり、いい匂いだったとか……ちょっと名前のパイオツが当たったとか全然気にしてねえし……ちっとも気にしてねえし!?



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