「きゃーっ!!」 「……またなの?」
今度はアルミンか……。 ジャンにはじまりベルトルト、エレン……ライナー……そしてアルミン。 度重なる不運にもすっかりと馴れ、もう胸を隠すアルミンを冷めた目で見ることしかできない。
「はあ……ごめんね……覗くつもりはなかったの……」 「い、いや……僕の方こそごめん……少し驚いただけなんだ」 「そっか……驚かせてごめんね。それじゃ……」 「あ、あーっ! 名前お前さぁ……アルミンのおっぱいも見たのか! これはみんなにも教えてやんねーと!」 「おっぱいって言うなよ気持ち悪いんだよ! ていうかまたお前かエレンてめえ!!」 「名前、エレンに相手にされないからって今度はアルミンを狙うだなんて……」 「み、ミカサ?! ……それ冗談だよね……?」
エレンとミカサが二人してクズみたいな顔をして私を見ている。 いや、クズみたいな顔はエレンだけでミカサはエレンのそのクズな顔を見て微笑しているだけなんだけど、いやいやどのみちクズなエレンの肩を持っているんだからミカサだってクズなんだ! やーいクズ!このクズカップル!
「名前、口に出て……」 「カップルじゃねえよ! ていうかクズは名前だろうが! 俺の裸だけじゃ満足しないでアルミンまで手に掛けようって魂胆なんだろ!! このゲス! 変態!」 「名前はよくわかっている……が、エレンは別にクズじゃない。何事にも真剣なだけ……」
くそめんどくせえシガンシナ……ふざけるなよシガンシナ……シガンシナ──!!
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