名前のパンツを手に入れた。



偶然。たまたま。別に狙ったわけじゃない。ほ、本当だ…!通りすがりのフランス人に渡されただけだ。俺は別に悪くねえ…そうだろ?悪いのはフランス人だ。ああそうさ、きっと俺の日頃の行いがいいから、このパンツはきっと神様からのプレゼントだな!周囲を確認!人!いません!犬!いません!猫!いません!路地裏!ありました!情事の最によくつかわれる路地裏。俺はこの路地裏をピンクゾーンとひそかに呼んでいる。さて、周囲に人影なし、路地裏あり、片手に名前のパンツあり、とくればすることは一つだろう。ま す た あ べ ー しょ ん。所謂自慰行為。なに、ちょっと俺の名前に飢えたなんともグロテスクなイチモツに、名前のパンツを巻き付けてこすりあげたりしてみたりするだけだ。なんてことはない。みんな言わないだけで、頭のなかでは名前を犯しまくりの乱交パーティー常時真っ最中だ。許すまじ。さて、とりあえず盛り上がってきたところで早速名前のパンツをにぎりしめた右手を顔に近づける。……すー…………はー…………。ここで俺は一つ重要なことに気がついてしまった。きっと、たぶん、いや確実に!これは名前の脱ぎたてパンツ!芳しく性的な臭いのするパンツをよくよく観察してみると、なんとひっそり存在感を表すおりものが!おいおい……なんだこのエロいパンツは……。名前の、ってだけで興奮して股間が張って痛いのに更に脱ぎたてとは…フランス人ナイス!!
とりあえず俺はズボンを脱いだ。



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テーマ「人外ファンタジー」
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