2012/03/11 08:15
去年の今日、日本が、世界が震撼しました。私は北陸にいて、テレビもないところでバイトをしていて、地震が全く分からなかったんです。
でも、夕方店長が、コンビニで速報を聞いて店内にあるテレビを付けました。
そこに映ったのは、悪夢みたいな光景でした。
言葉を失うような。
現実感を伴わない、まるで映画の中の、世界の終りみたいな出来事のような光景が、実際に起きているのだと、心は受け付けてはくれませんでした。
大勢の人が傷ついた。
大勢の人が家を奪われた。
大勢の人が家族を奪われた。
大勢の人が、命を奪われた。
人は、忘れる生き物です。
現に、今は原発ばかりに気を取られている気がします。
気仙沼が火の海になっている様子。
東北で町が水に飲み込まれている様子。
たくさんの命が、消えっていった。
記憶は風化するものです。
だけど、だけどね、あの地震の後、確かに確固たる絆が目に見えた気がするんです。
日本人が長いこと忘れてしまっていた、人と人とのつながりみたいなものが、確かに見えた気がするんです。
私は、その絆こそ、忘れちゃいけないと、ずっと持ち続けていてほしいと、願うものです。
もう一度、声高らかに。
「頑張れ、日本」
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