2011/07/03 23:12
お久しぶりです。お久しぶりなのです。
みんな私を覚えてる!?←
神水紋奈です。どうも。
無事に研修を乗り越え、プロジェクトに配属されました。
これからもまたITづけの日々でございます。
ということで、あまりにもひさしぶりすぎるということで、待たせてしまった方々にはもうしわけないなと思い、5分くらいで書いたSSを公開します。
あの二人ですよー。
***
このところ随分暑くなってきた。
「あっついなぁ……」
呟きながら、掃除機をかける。
ユズと一緒に住み始めてから、数ヶ月が経った。以前はモノクロだったユズの部屋に、私の私物が増えたせいか、随分明るくなった。
「暑いなぁ」
一通り掃除機をかけ終わった私は、額に浮かんだ汗をぬぐいながら掃除機を定位置に戻した。
そしてソファに身を沈める。
ユズの部屋は随分広いから、一人でいるとちょっと寂しい。せっかくの休日だったのに、今日ユズはお客様と打ち合わせをしている。
「……暑い……」
汗ばむような陽気なのに、私はエアコンをつけていなかった。
ぼんやりとしているうちに、睡魔が襲ってきた。
そのまどろみに私は身を任せ――……
唇に感じた甘い刺激で目が覚めた。
「杏奈」
目を開ければ、愛しい人が笑っていた。
「こんなところで寝てると、風邪ひくぞ。こんなに汗かいて」
そうやって、ユズが私の汗をぬぐう。
「ユズ、お帰り」
「ああ、ただいま」
ユズが微笑んで、私を抱きしめる。
いくら暑くても、この甘い時間が好き。
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