突発的 | ナノ
突発的 / 冷呀♀成り代わり
多分V騎士クロス その2

若宮彼方
黒髪に銀灰色の瞳の冷禍によく似た美少女。
本性は祗王冷禍として誕生した世界を渡り続ける吸血鬼の始祖。疎んだ悪魔達からの襲撃により眠りについたが、冷禍復活を望んだルゼか蘇らせるも血と魔力が足りず吸血鬼の因子は眠り、人間の赤子として再び目覚めた。ルゼにより朝陽院に預けられ、ある程度成長した頃に眠っていた因子が目覚め吸血鬼としての記憶が蘇るも、吸血鬼として蘇らせようとした為か転生したわけではないのに身体が冷禍の男性体ではなく最初の吸血鬼の始祖であった頃と同じ女性体として目覚めた。
因子が目覚めてからは瞳の色が再び赤くなり血に飢えるようになったが、院にいる間は夕月と常に一緒にいる為血が中々摂取できず、院全体に暗示をかけ夜な夜な悪魔の血を求め悪魔狩りをするようになった。
あまり行動すると祗王に感づかれる危険もあった為、周辺の土地の魔力が高まる頃を狙いルゼを召喚した。
ただの冷禍の記憶もある為、自分を殺そうとした祗王は嫌いだが吸血鬼としては無関心に近く、自ら戦いを吹っかけようとは思っていない。ただ天白に本性を知られ嫌われることを恐れ、黄泉の落日以降戒めの手や悪魔と交戦することはあっても天白が戦場に出たら即刻撤退し、徹底的に天白を避けていた。
夕月とは記憶が蘇るまではお互い生まれて直ぐに院に預けられた仲間のように思っていた為、姉弟のように仲が良くお揃いのネックレスをしている。記憶が蘇りルゼの召喚に成功してから夕月が神の光と呼ばれる戒めの手の主のような存在であること聞き、祗王に引き取られるまでは姉としても守るように側にいた。
夕月のことを非常に大切に思っていた為、夕月に悪魔界は似合わないと思いながらも本当は自分を排除しようとした祗王ではなく、自分やルゼと共に悪魔界の城で暮らしてほしいと思っていた。
その為夕月が神の光の力を狙った魔王クラスの上級悪魔に拐われた際、天白が来ようとも相手の城にルゼと赴き、天白の危機を救い夕月救出の為に吸血鬼としての力を奮い魔王クラス同士の戦いを繰り広げた結果、天白と千年以上振りの再会と同時に本性を知られた。
本性と祗王が嫌いだということを話しても嫌わずに共にいることを望んだ天白の気持ちに応えたいと思うも、タブレットが無い世界のため吸血の危険から悪魔界の城でルゼと暮らすことを決めた。


祗王天白
冷禍とは親友だったが、冷禍が転生を繰り返す吸血鬼だとは知らなかった。また吸血鬼として蘇った冷禍に惹かれ、親友以上の想いを抱いていた。
千年以上前の黄泉の落日の日、大量に押し寄せる悪魔を一人で滅した冷禍に向けられる恐怖と疑念の眼差しに動揺し立ち竦んでいたところ、悪魔と人間という種族の違いから一方的に別れを告げられる。
以降冷禍は祗王一族の裏切り者と判断されるも、冷禍が消えた後里の長老達が冷禍を危険分子として処刑しようとしていたことを知り、冷禍が悪魔界へと消えたのは自分が冷禍を守りきれなかったせいだと思っている。
襲撃時に負った怪我が原因で夜御が亡くなってからは自分が里の長として立ち、冷禍を再び取り戻す為悪魔と戦っている。
数百年ごとに悪魔との戦いが激化することと悪魔の混血である冷禍も長命であることを知っていた為、黄泉の落日以降身体に悪魔を取り込み強制的に不老不死の身体となっている。当初は一族の半数を失わせた悪魔への報復として戦っていたが、神の光が現れたことにより、神の光を狙う悪魔から守る為に戦うよう一族の方向性を正していった。
一族は冷禍が敵だと思っているが、数百年ごとに台頭する魔王クラスの上級悪魔によるものだと推測している。
最初の頃の戦いで半端者でありながら魔王クラスの能力を持つ悪魔が襲撃により亡くなったと聞き、転生の可能性を信じ冷禍を探し続けていた。
夕月が予想通り今回の戦いの黒幕である魔王クラスの上級悪魔に拐われた際、自ら戦いに出たが敵の本拠地であるが故に非常に不利な戦いで、徐々に押され敗北しそうになった所を冷禍に助けられ、千年以上振りに再会し本性を知った。
冷禍の本性が悪魔ではなく転生を繰り返す吸血鬼と聞いても、冷禍への想いは変わらず再び共にいることを望んでいる。
冷禍から吸血の危険を理由にルゼを連れ黄昏館で暮らすことを拒否されるも、ルゼは既に冷禍の眷属となっていることを知り水面下で嫉妬で焦がれている。




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