短編 | ナノ

沢田家長女 U


material U…秘匿資料

*Dying Will Flames
 属性:夜/原初の夜
 性質:侵食/汚染
 色:黒/銀
 特性:大空の七属性でも対でもなく、大空の裏側にして外側に位置する第八の炎。侵食の性質は空間にまで及び、瞬間的な移動、加速能力を持つ。
 この炎は人間から生じるモノであり、それを灯せるということは逆説的に人間である証明となる。

 ×××

「トゥリニセッテ。究極権力の鍵など烏滸がましい。あれは未だ現代に遺る神代の循環機構に過ぎない。あまりにも出来すぎた設計故に、今も稼働し続けているこの惑星の生命維持装置だ」

 ×××

 ーー死ぬ気の炎、夜の属性など偽りの姿。
 其はトゥリニセッテが観測、排出した悪性情報を消費するための廃棄機構にして焼却装置である。夜を覆い漆黒に燃え盛る炎こそは集積された人間の獣性の表れ。
 それを灯せるということは逆説的にその獣性を内包し適合した証明であり、即ちーー

*ボンゴレの血統
 死ぬ気の炎と超直感は神の因子(■■■・クリロノミア)による恩恵。伝承保菌者の一種。

*自己暗示A+
 自らを対象にかける暗示。精神干渉系の効果に対して、高い防御効果を持つ。
 彼の場合、受けた干渉を別の記憶で塗り替え無効化する、精神防御として作用する。とは言え解除ではないので、後になって反動が来ることも。
 ささやかな暗示だった。本来とは異なる形で発露した、かけた本人すら自覚のない魅力。本来なら容易く跳ね除けられるそれを自ら受け入れたことで、網膜に暗示の術式として刻まれた。
 これにより、彼は例外的に忘却補正のスキルも得ている。

*初代の姉
 真名をアルバ。初代ボンゴレの姉にして夜の守護者。
 養子に出された実弟とは異なり、生まれ育った集落に伝わる土着信仰の神官を継いだ彼女は、当時十数年に渡る独立戦争の最中で、集落が受けた攻撃による炎で身を焼いたとされている。ーー表向きは。
 真実は戦争の戦力として神の力を欲した軍部より、当時考案された兵器の動力源として、更には兵士に神性を付与するための解析、肉体の提供要請を受けたが、それを拒否。阻止するため他国の諜報員が亡命の手引きをするも、焦った軍部により守護していた村人から騙し討ちのような形で軍へ引き渡された。苦痛と絶望、憎悪から炎を暴走させ、仮設研究所が作られた集落ごと黒い炎で燃やし尽くした。
 彼女の死は結果としてボンゴレボスを救う遠因となり、そのたった一度きりの功績を以てして、彼女は永久欠番となる夜の守護者に任命された。


 委員長vs長女 強さランキング 総合
 1位 Bad1(クラス:アルターエゴ)300+200
    筋力C+耐久C敏捷A+波動E(X)幸運E宝具EX
 2位 沢田千夜(師匠:雲雀+10)240+200
    筋力C耐久D敏捷A波動B幸運A+宝具A+
 3位 雲雀恭弥(師匠:ディーノ)250+100
    筋力B耐久C敏捷B波動A+幸運B宝具A
 3位 雲雀+10Bad/Normal 290+60
    筋力A耐久B敏捷C+波動A+幸運B宝具C
 5位 禅城千夜(師匠:エルメロイ二世)280+20
    筋力E+耐久D敏捷A+波動B幸運A+宝具E

 番外 Bad2(クラス:プリテンダー)220+???
    筋力E-耐久B敏捷E波動A++幸運E宝具??

 宝具≒指輪。
 ボンゴレ勢の宝具は基本的に所持している指輪の精製度。ボンゴレ血統は恩恵があるので+扱い。
 Bad1の宝具は匣ではないため、戦闘時のパラメーターは宝具抜き。炎抜きの素殴りの強さは雲雀>千夜。炎で素早さ上がると雲雀=千夜。波動の強さだけで言えば雲雀さんが断トツ。




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