遍く照らす、

遍く照らす、　/　火群の瞬き
零

怪文書という名の覚え書き

Q.教官最後に極鬼人解放で体力尽きたけどネコタクは？
A.クエストクリア後なので来ません。

Q.なんで鬼火吐いたの？
A.鬼火考察動画を見て、ならこれ人も吐けるんじゃ？(吐けない)
あの温泉にヨウ素溶け込んでて大量摂取した結果というファンタジー設定。

最後まで閲覧ありがとうございました。
ノベルゲー脳なので当然この話にも分岐が存在しています。
書くほどの長さはないので下記にざっと説明をば。

まず前提として、この話は「あさがおの夢」のルート分岐に当たりますが、あっちとは異なり二人は何となく恋仲未満の状態です。
分岐地点は一番初めに書いた「熱に浮かされて」系統の話の後、恋仲になったルートが「あさがおの夢」、恋仲に至らなかったのが「火群の瞬き」になります。ただ、肉体関係はそこそこあるため、概ねあさがおと似た時間を過ごしています。
好きだけど、それが恋愛感情かと言われたらわからないという状態からのスタートです。

師弟対決一回目で捕まっていた場合の√
R18寝技で沈められて愛弟子死す――☆みたいなエンドです。
昂ったまま血みどろで隠し事全部吐かされます。
「俺が飼ってあげるから何も問題はないよね」
軟禁真っしぐら。教官だけがハッピーエンド。

最後の戦いで万が一仕留めてしまった場合の√
二人の来世に期待エンドです。
最初はもう声も聞けない、目に映らないことにぼろぼろ泣くけど、それよりも「もう二度とどこにも行かない」「俺以外を選んだ愛弟子を見なくていい」「俺の側にいてくれる」がないまぜになって教官の口元は笑ってる。
その後持ち帰った愛弟子の遺体は何か凄い薬で処理し、生前同様の美しさを保ったままウツシの家に飾られて。
それ以降教官は対外的には愛弟子が居た時のような快活さを取り戻すけど、縁談やお誘いだけは頑なに「家で妻が待ってるので」で断り続ける。
その理由に里長達は薄々気づいてるけど、深く触れない。まだ男が使い物にならなくなるのは困るので。それに、幸せな夢の中でなら生きられるのなら、それでもいいでしょうと。
男もみんなも、それがいつか終わる夢だと気付いているのだから。

やがて老いて死期が近付いた頃になると、やっと彼女を外に出します。永遠に美しいまま一人残るあの子を、朽ちていく自分が置いてかないために。
その頃の里長はきっと弟子だったタイシ君。
変わらず見守っていた竜人族の面々には死ぬほど怒られて。こんなに怒られたのは愛弟子と戦って大怪我した時くらいだと、最早曖昧な記憶を辿ってやっと笑顔になる。
そうしてまだ若干の余命を残してるうちに一緒に燃やして貰います。
共に灰になり、自然に還ろうと。

一人で黄泉路をいくウツシの道は、ずっと美しい女の遺体を隠していた男に相応しい悪路。
でも三途の川の手前でずっと待っててくれたアマネと再会して「私を奪ったんだから、きちんとあなたが背負ってください」と逆プロポーズされて幸せなキスをしてハッピーエンドという予定です。

逆にウツシ教官が気絶しないで捕まえた√
一戦目と似たガチガチのR18エンド。
ほぼ怒れる雷狼竜への生贄みたいな扱いです。
翌年には元気な子供が生まれて一見平和だけど、アマネは二度と里から出してもらえないし、もしかしたら座敷牢で軟禁されてるまである。むしろ座敷牢パターンの方が多い。その場合里長にも内緒で家に連れ帰ってると思うので、対外的には教官は死んだ愛弟子によく似た子供を我が子として育ててる狂シングル扱いになります。
「母様は悪い人に狙われてるから家から出られないんだよ、知られたら連れていかれちゃうからしー、だよ」
多分そのうち教官不在の間に里の子供から揶揄われた愛弟子によく似た長男が「俺、母様いるもん！！！」で爆発大騒ぎ。里長達まで巻き込んで最終的に教官宅で大きな腹抱えたアマネが快適空間座敷牢でのんびりしてるのが見つかる。
この√だと教官は今後アマネに何があっても狭い座敷牢で二人きり一緒に過ごした数年間の思い出だけで生きていけます。
なにせ座敷牢に鍵はついてなかったし(アマネも知ってる)足も奪わなかったので。

無道の英雄√
ウツシから無事に逃げ切れてしまった場合、もしくは求婚（）もせずに無邪気に愛弟子が英雄キャッキャし続けた場合に開かれます。

女は終ぞ、男の下に戻ることはなかった。

ギルドナイトに追われるか、人を救った英雄として討ち死にのどちらかになります。

210613~210723

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