日記・更新
異世界マキリ02
2022/02/17 00:35
本当はマキリの娘はウォロ落ち予定してましたが、なんかやつ宗旨替えしそうにないのでネタで終わりそうです。
あと追放の辺り主人公あんまりでは…?凍土まで「信用を得よ」「価値を示せ」してきたのに…
剣盾も環境が人に対して厳しそうでしたが、あっちは子供は守るものとしてガチガチに守られた上での冒険だったのに今回全方向で厳しいですね…。
確かに初めに「15歳くらいの見た目だしもう働く年頃」と名言されてましたけど、いや、ええ…?
ぽっきり心折れたところを娘に会ったら「家に帰りたい」と願いそう。
というか願ったら叶う。ポケモン世界とは違う原理で、でもその力の流れに寄生する形で起動できると思うので。
魔力リソースは荒ぶるキングクイーンを利用して、鎮めた後発散された残滓を回収できればいけるんじゃないですかね。
もしくは、伝説と準伝説でちょうど7体なので、神の代を終わらせて人の代に変えてさよならするのもありっちゃあり。後のことは知らんエンド。
多分その世界線は主人公闇落ちしてそうですが。
「だって、所詮は他所者だもの」
温度のない、凍土の雪のように冷たい声が響いた。真夜中を思わせる深い色の髪が靡いてショウの顔を翳らせる。普段の豊かな表情はその色を潜め、張り付けたような薄い微笑が浮かんでいた。冷えた声音に浮かぶのは、どこまでも平らに、丹念に叩きつけられてきた諦念だ。
信用を得ろ。価値を示せ。どれだけ村に貢献しても、異邦人であることを理由に石を投げる者はいる。だから命を削って証明しろ。それができないのならのたれ死ね。
なぜなら、この人間は時空の歪みから現れた余所者だから。
……他所者なのは、あなた達も同じじゃない。
誰かが記した古いポエムを紐解きながら浮かんだのは、そんな悪態だった。口に出すことは絶対ないけれど。
郷に入れば郷に従え。その言葉通り、ショウはショウなりに考え、命令に従い、与えられた任だけでなく自ら率先してコトブキ村の人たちのお願い≠ニ依頼≠遂行していった。己を抑え、ただひたすらに望まれるように奉公していたのだ。けれど、その結果がこれだ。
ショウは周囲を見渡した。
「もう、疲れました。ここまでやってダメなら、もうそれでいいです。私は私のやり方でこの先も進みます。それで死ぬのなら仕方ないですよね。だから支援とか、便宜とか、そういうの別にいいです。図鑑もお返ししますね。短い間でしたが、今まで親切にしてくれた方、ありがとうございました。さよなら」
この後マキリの娘と神狩りしに行ってめちゃくちゃにしてから帰る(帰れるとは限らない)
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