成り代わり | ナノ
勝呂成り代わり
まぁ、なんというかデジャヴだ。
どうもはじめまして。勝呂名前です。祓魔師じゃないけど悪魔を祓う生業をしている生臭坊主を父に、しっかりもので美人の旅館女将を母に持っています。
…まぁ、お分かりの通り。青祓の鶏冠こと坊こと勝呂竜士に成り代わった女です。
私の父は私が祓魔師になることをかなり反対している。だから、私は魔瘴も受けていない。別に、私は原作の彼と違って祓魔師になりたいわけじゃないから構わないけど。
別に父…父さんのことも怨んでも憎んでもいない。ちょっと情けないとは思うけど知識があるだけにすごいと思ってしまう。
そもそも、私は彼があまり好きじゃなかった。
いや、彼自身はまあまあ好きだったけど、彼の性格の一部は嫌いだった。
それは人を理解しようとしないこと。
彼の頭にはサタンは敵で仇で倒さなければいけないという思考がこびりついてしまっているから仕方ないのかもしれないけどさ。
だとしても、もう少し柔和になれないだろうかってね。
つまり、私は彼みたいに生きるなんてさらっさらない。
まず、生きれるわけない。そもそも人格っていうのは似てることや似せることはできても同じにはなれない。
なら、似せようとする方が馬鹿らしい。どうせ完全にはなれないのに。
というか、それこそ彼を殺すようなものだ。入れ代わりみたいで。
私はそんなことできる人間でもないし。まぁ、言える立場でもないので。
でも、祓魔師にはなるし、祓魔塾にも行く。なんで?これからのためだ。私がなろうがならなかろうが未来の根本的筋書きは変わらないだろうから。
対策とでも言いますか。
まぁ、マイルールです。
彼がどっかの世界の漫画の中で生きているなら私は私の生き方していくだけだ。
あれ、なんか私かっこよくない?
「何にやけてるんです?お嬢」
「黙れエロ魔神。いつか絶対祓ってやる」
「酷いっ」
…まぁ、頑張ります。
世界はとても広いから
(こんな邪道な考えが一つくらいあってもいいでしょ)
……
アンケートより
毎度思いますが私の書く成り代わりって成り代わりって言えるのだろうか?