手紙2 | ナノ
東軍編です。家三含みます













「独眼竜、真田と文のやりとりをしているんだってな。」
「ああ、まあな。なんで知ってんだ。」
「絆の力だ。」
「・・・・。」
「うらやましいな。」
「誰か交わしたい相手でもいるのか。」
「いるにはいるんだが、送ったところで読んでもらえるかどうかすら怪しいな。」
「なんでだ。」
「・・嫌われているからな。」
「家康、」
「なんだいなんだい、恋の話とくりゃあ俺の出番だろう!」
「慶次。」
「でたな、お祭り男。」
「いいじゃん、俺も混ぜてくれよー。で、誰に恋文を送りたいって?」
「聞いてやがったのか。」
「恋文なんて送ったらますます嫌われそうだなー。」
「そうなのかい?でも行動しないと何も始まらないよ。やっぱ恋は押しの一手ってね。」
「うぜー。」
「なんだよー、独眼竜だってかなり押しまくって幸村落としたんだろ。」
「そうなのか?」
「別に押してねぇよ。」
「嘘つけ!落ち込んだ幸村の様子探らせたり、九州までわざわざ出向いたりして偵察してたくせに。」
「それは、ひくな。」
「うっせー!いんだよ、俺はあいつに何したって。ライバルだからな。」
「ライバルの意味はき違えてないかい?」
「つーか俺の話じゃなくて家康の話じゃねーのかよ。」
「いや、わしは。」
「そーだった。で、相手はどこの誰?今嫌われてたってこれから挽回すりゃいいじゃん!」
「挽回、できるだろうか。」
「できるできる。ようは気持ちだって!」
「そうか、ありがとう。おかげで行動してみようかと思えるようになった。」 「お、いいねぇ。うまくいったら聞かせてくれよ。いつでも相談のるからさ!」
「ああ、わかった。」
「いいのかよ。」
「政宗様ー。」
「どうした。」
「真田から文が届いております。」
「HA!今回ははぇーじゃねぇかあいつ。」
「「リア充爆発しろ。」」

















東軍編でした。三成に手紙だしてもまずはお母さん(大谷さん)の検問があるので厳しいと思います。
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