南涼＋ヒロト
高校卒業くらい？
会話文
「え、なんて言った？」
「だから、一緒に暮らすことにしたから。」
「へ、」
「そういうことだ。」
「いや、ええー。ほんとに？」
「当たり前だ。」
「こんなこと冗談で言わねぇよ。」
「でも、いいの。簡単に決めちゃって。」
「どういうことだよ。」
「だって二人ともしょっちゅう喧嘩してるじゃない。」
「う、」
「喧嘩した相手とひとつ屋根の下ってなかなか気まずいと思うよ。」
「そ、それは。」
「喧嘩して愚痴を言う相手もいないしさぁ。」
「まあ、な」
「やめといたほうがいいんじゃない？」
「あー、もう、なんでそんなことばっか言うんだよ！」
「だって生意気だから。」「やっかみかよ。」
「姉さんだって反対すると思うよ。」
「だからヒロトに口添えを頼んでるんだ。」
「そうだったの。でもなぁ。」
「あーもう、やめやめ。」「晴矢、何を」
「誰になんと言われようと、もう決めたんだ。許可もらう必要ねぇよ。勝手にでていく。」
「・・・・そうだな。二人で決めたものな。」
「はあ、晴矢も風介も本気なんだね。」
「「当たり前だ。」」
「じゃあ俺は何も言わないよ。仲良くしなよ。あんまり喧嘩しないようにね。」「なんだ、急に。」
「だって二人とも俺のいうことなんか聞かないでしょ。」
「まあな。」
「だったら、俺にできることは限られてるよ。姉さんにはうまいこと言っておくからさ。」
「ヒロト・・・、ありがとう。」
「うん。式にはよんでね。」
「はあ？」
「な、何言ってるんだ、ばか。」
「同棲なんて二人には早すぎっていうか、生意気っていうか。」
「結局ひがんでんじゃねーか。」
「同棲じゃなくて、同居だ！」
「うそばっかり。まあ、遊びには行くからね、部屋はきれいにしといてね。」
なんか親に結婚の許可もらうみたくなってしまった。同棲カオスの部屋に遊びにいきたい。