三ムソ
*姜維→劉備
*劉備不在で姜維と劉禅




「あ、あの、劉禅様!」

「どうした、姜維」

「りゅ、劉備殿は…何がお好きでしょうか…?」

「……は?」

「あの、いえっ!その…劉備殿に贈り物をと思いまして…」

「…そうか」

「花とか、お好きでしょうか」

「父上は女性ではないから花はどうだろうなぁ」

「そうですか…とても綺麗な花を見つけまして劉備殿に似合うと思ったのですが…」

「そ、そうか」

「でも部屋に飾って欲しいので後で持っていく事にします」

「…好きにするといい」

「花以外となれば、では髪飾りとかどうでしょう?」

「………」

「劉備殿は髪がお綺麗ですから」

「…そうだな」

「きっと金に宝石が散りばめられた髪飾りがよくお似合いになると思います」

「…そうだなぁ」

「花の形がいいでしょうか…宝石は紅でしょうかね」

「…姜維、姜維」

「はい、なんですか?」

「何度も言うが父上は女性ではない」

「は、い…?」

「花や髪飾りは女性に贈るものだろう?」

「しかし花も髪飾りも劉備殿に似合います」

「ふむ…」

「どの女性よりも」

「姜維、そなたは思った以上に惚れているみたいだな」

「?」





-END-
姜維は根っからの従者タイプっぽいので劉備に会ったら趙雲みたいに一目惚れするんじゃないかな、って妄想したら予想以上に姜維×劉備に萌え禿げた(^p^)/
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -