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なまえちんは今日もかわいい、食べちゃいたいくらいかわいいって言ったら「私はお菓子じゃないよ」だってー。ちがうよーそういう意味じゃないしー、でもかわいいからいいや。あーそうそう昼休みに一緒に弁当食べててなまえちんが飲んでたジュース、自分のと間違えたふりして飲んで、間接ちゅーしちゃったーって言ったら真っ赤になっちゃってさー、なんだよそれ、ほんとかわいすぎだし。

あーもうほんと食べちゃいたいなー、味見くらいはいいかな、うん、ちょっとだけ、ほんとちょっとだけ。


「なまえちーん」
「紫原くんどしたの?なあ、」


に?まで言わせてあげなーい。
両手でなまえちんのやわやわなマシュマロほっぺたを包み込んでつかまえる、食べちゃうみたいに唇を押し付けて軽くはむはむしたら、なまえちんはびっくりしたみたい、目を白黒させてたー。ちょーおもしろいってゆーか、ちょーかわいーの。

ちゅうっとわざと音を立てて唇を離したら、真っ赤になっててかわいーねって言った瞬間泣いちゃった、うれし泣き?じゃ、なさそう。え、どうしようなんで?いやだったの?どうしよう、もっかいする?


「ひ、ひどい……」
「え」
「なんでこんなこと、するの」
「え?え?なんでって……」
「お遊びでこんなこと……好きでもない子にしちゃだめだよ、こういうのって好き同士じゃなきゃ」
「ひでーのはなまえちんでしょ」


お遊びってひどいー。おれなまえちんのこと好きだから。


「うそ、」
「うそじゃねーし」
「なんで……?」
「なんでって、こっちが聞きたいんだけど、それなりに好きってこと体現してきたつもりなんだけどさーなまえちん全然気づいてくんないんだもん」
「う、うそ……!」
「だからほんとだし」


先にそれを言ってよって呟いたなまえちん、ってことは返事は?おれ喜んでもいーい?真っ赤な顔であっちこっちきょろきょろそわそわ。あーもーかわいすぎ、ねえおれもっかいチューしたいんだけど。


「だ、だめ、です!」
「なんで」
「は、恥ずか、んう!?」
「慣れればいんじゃない?」


かわいーなまえちんが悪いんだ、気が済むまでおれはやめねーし。

20150610
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