ローターが振動を始めると円堂は体を捩り悶え出す。ローターを外そうと胸に伸ばされた円堂の手を掴み、壁に縫い付けるように抑えつけた。無言で円堂の目を見て微笑むと、円堂は一度苦しそうに顔を歪めたが壁に縫い付けている俺の手をぎゅうと握って目を閉じた。 しおらしい姿が憐れだ。仕方がないから今回は大した抵抗もなかったからお仕置きは無しにしてやろう。 振動がたまらないらしく、円堂は胸を反らしながら俺の手をぎゅうぎゅうと握る。このままでは先に進めない。俺は円堂の手を離すと、新しい綿棒を取り出し再びローションを綿棒と円堂のペニスに垂らした。 乳首への刺激からか、円堂のペニスは先程以上に元気になっている。ローションに加え先走りで尿道内は滑りもよくなっているだろう。 再び円堂の尿道に綿棒を押しこむ。ぬるぬると細い棒が円堂の尿道に入り込んでゆく様は息をのむほど厭らしい。 「ぐううっ…ひ…あうう……!」 痛みに慣れたためか大人しくはなったが、やはり声も表情も苦しそうだ。俺はそのまま綿棒をゆっくりと抜き差しする。円堂の声が一層大きくなる。胸からの快感もあるから、そろそろ身悶えだすに違いない。 ローターを片胸に貼り付けたまま、少量のローションで濡れたメディカルグローブ越しの手で空いた方の乳首を撫でてやる。その間にも綿棒で尿道をずるずると刺激し続ける。 「はぁ…あ…ぅ…う、」 円堂の声色が変化しつつあることに気が付いた。苦痛の色が抜け、高く掠れた声で甘い吐息を零し始める。ゆっくりと動かしていた綿棒を早く小刻みに動かすと、まるで悲鳴のように大きな声で喘ぎだした。 「ひぃいっ!あぐっ、やら、あああっ!」 ぬちぬちと淫猥な音が俺の耳を犯す。円堂は痛みではなく快感により涙を流しているらしく、うわ言のように変だ、駄目だと繰り返している。 深く沈めては浅いところまで引き、かと思えば奥で小刻みに動かす。責め続けると、次第に円堂の腹や腿の筋肉が痙攣を始める。 「ちんこに棒突っ込まれて感じるほどお前が淫乱だとは思わなかったぜ」 円堂の耳元に顔を近付け、囁くように罵る。 「ちが、違うっ、んぁあっ、ひぎっ」 円堂の口端から唾液が零れ落ちる。唾液を飲み込むことすら忘れて乳首と尿道に与えられる快楽に没頭しているらしい。かぶりを振り俺の言葉を否定しても、体は快楽に正直だった。赤く染まった頬にぼろぼろと涙が伝う。 「この、変態」 「らめ、やっ、やだ、やらぁ!うあぁああっ!」 円堂の全身が震えるのを見て、俺は深くまで沈めた綿棒を勢いよく尿道から引き抜いた。罵倒を浴びながら円堂が射精する。勢いよく噴き出た精液は円堂の顔にまで飛び、円堂の身体を白く汚していった。 円堂は脱力して荒く息をついている。俺はメディカルグローブを外しながら、円堂の頬についた精液を舐めた。 疲労で座ったままうとうととし出しそうな円堂を布団に押し倒す。円堂は気だるげに薄く眼を開いて俺を見上げた。 「勝手に終わろうとするなよ、俺はまだ何もしてないぜ」 → |