無理矢理注意

その日任務から帰ってきた兄はひどく殺気だっており近づくことさえ躊躇われた。
「・・・兄ちゃん」
「エスカ、おいで」
兄の部屋の前で兄を呼ぶとあっさり俺を部屋に招きいれてくれた。
その時の兄は先程とは打って変わってとても優しげな顔をしていた。
いつもの兄ちゃんだ、そう思った俺が馬鹿だった。

「いっ、いった、ぁ」
そそり立った兄の昂ぶりを慣らしていない後方に挿入され、生理的な涙が流れる。
「兄ちゃ、っやめ」
「エスカ、俺、今日人を殺したよ」
突然殺人をしたと言い出した、何それ。
「震えが、止まらないんだ、気持ちよかったんだ」
俺の中の兄が次第に大きくなっていく、悔しいけど、悔しいけど。
「痛い、兄ちゃんっ・・・」
「気持ちいいって、言いなよ・・・エスカ」

:D

誰が言ってやるものか。
兄エスは無理矢理が似合う!
第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -