ミストレの白い足を持ち上げて内腿をべろりと舐めると彼はひっと喉を鳴らした。
「えすばか、童貞のくせに・・・下衆が」
余裕のなさそうな表情をしたミストレが俺に罵声を浴びせる。
陶器で出来たような足が俺の鼻を掠めた。大人しくしてりゃ可愛いのに。
「大人しくしてろよ」
足首を掴むと次は手が出た。・・・今度はかわしきれなくて頬に彼の平手が決まった。
「いってぇ」
口の中が切れた。鉄の味がじわりと口の中に広がる。
ミストレを睨むと彼は視線をそらして離してくれと呟いた。
「いつまでも童貞だと思ってんじゃねえよ」
耳元でそう囁くとミストレはぶるりと震えた。
たまんねえ。

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