「君は私のことをなんだと思っているんだ」
「彼女」
「本当に?」
俺の胸倉を掴むミストレの頭を撫でる。
「本当に」
そう答えるとミストレはむっとした顔で馬鹿と呟いた。
「じゃあなんで手を出してこないのさ」
しゅんと俯いたミストレの髪の毛がさらりと流れる。
ばっと顔を上げたと思ったらその大きな黒目がちの瞳からは涙が溢れていた。
「・・・なんでさ」
「なんでって、なあ・・・」
肩を抱くとミストレがすんと鼻をすすった。
「エスカは私としたくないのかい?」
そんなことないさとミストレを抱き上げるとじゃあやろうとミストレが耳元で囁いた。

:D

エスミスが足りません・・・アッー!
抱き上げるってすっごく可愛いと思うんです。
第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -