「頑張ってきたつもりだったんだ」
ヒロトがぽつりぽつりと喋りだした。
「吉良ヒロトのぶんも俺が生きようと思っていたんだ、だけど誰も皆それを望んではいなかった、本当に望まれていたのは吉良ヒロト自身だったんだよ、誰も俺を、必要とは、していない。姉さんだってそうだろう?本当は吉良ヒロトが居たほうがいいんだろう?」
息をつく間もなくヒロトは喋った。瞳孔が開き呼吸が荒い。
「私はヒロトのことが大好きよ」
そういうとヒロトは泣き崩れ私にしがみ付いた。

:D

この二人が好きだけど私が書くとどうも嫌味な姉さんになる。



110312 瞳子と基山


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