兄がピアスをあけていたのがとてもかっこよく見えたのは俺が幼かったから。
なんの躊躇もなく自分の耳に穴をあけていく様子がたまらなくおかしかった。
軟骨にあけた際のなんともいえない鈍い音が大好きだった。
「エスカにもあけてあげよう」
最初は半ば無理矢理あけられたようなものだった。
痛い痛いと叫んでも兄はやめてくれなくて、どうだ綺麗にあけてやったぞと誇らしげだったのをよく覚えている。
二回目以降は自分からあけてくれと頼んだ。
大きくなった今、兄があけたピアスホールが忌々しくて仕方が無い。

:D

とある方のピアスネタが大好きなものでして
ひきちぎったりさせたかった



110226 兄とエスカバ


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