「眠れないんだろう」
薄暗い部屋の中、シーツにくるまっただけの彼に声をかける。
「君こそ」
いつもの彼ならあと二言三言余計な言葉がついてくるが、今日はそうでない。
空間ディスプレイを呼び出し、時間を確かめる。
デジタルのそれは2:49と表示されていて、「お肌のゴールデンタイムが過ぎちゃう」といつも五月蝿い彼にしては珍しい。
「・・・君と関係を持ってから世界がぐるりと変わったよ」
ぽつりと呟いて、それからだんまりを決め込んでしまったミストレの震える肩を抱きしめた。

:)

Title:馬鹿の生まれ変わり(世界崩壊の日、私は処女を失った)



111004 バダップとミストレ


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