ミストレからの視線が痛いと感じるようになったのはいつからだろうか。
例えばバダップと一緒に昼食を取っているときだとか。
そこそこ可愛い親衛隊の女子達に囲まれていても目立つその端整な顔をこちらに向け「不機嫌です」といわんばかりの視線を送ってくるミストレ。
サンダユウに資料を渡す時でさえ「俺が渡すよ」といつもの傲慢な態度からは想像もできないような優しい笑顔を顔面に貼り付けつつ俺を見つめる。

そしてこの間事件は起きた。ミストレの部屋に呼ばれいつもの通りミストレのベッドに腰をかけた時。
「いっ、・・・ミストレ?」
「なんで気付かないんだよ」
勢いよくベッドに押し倒され痛む後頭部を押さえようと腕を頭の方に持っていこうとすると、そのまま空中を彷徨った腕をベッドに縫い付けられる。
「この俺が君ごときを見つめているんだよ。君の行動に一喜一憂しているんだよ。・・・なんで気付かないのさ、この鈍感・・・エスバカ」
ぎりぎりと締め付けられる腕と比例して徐々に小さくなっていく語尾。
ああ、そういうことだったのか。

:)

ミスエス!エスミスだかバダミスでも同じようなネタ書いた気がする
ミスエス可愛いなあミスエス




110901 ミストレとエスカバ


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