「なあミストレ、いい加減機嫌直してくれよ」
兄貴の上に座るミストレにいちご牛乳を差し出す。
・・・事の発端は一時間前に至る。
ミストレが大切にとっておいたいちご大福を俺が家に来た友達に出してしまったこと。
後からはっとしたが時既に遅し。
ミストレは目に涙をいっぱい溜めて「えしゅかばのばか」と呟いてそのまま兄貴にしがみついた。
「なあミストレ」
「・・・ずっと、たのしみにしてたのに・・・」
「ごめんな」
ミストレが黙ってしまった。ずっと兄貴の服を掴んで俯いていて表情は伺えない。
許してもらえないのも勿論歯痒いが、ミストレが兄貴に取られたようで面白くないのも事実だ。
・・・早めに許してもらえるようにまずはいちご牛乳をもう一本買いに行こう。

:)

sssまったく更新してなかったので久々に更新してみました(`・ω・´)




110731 兄みしゅ←エス


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -