駆け寄りたい




抱き締めたい







癒したい










でもそれだけじゃ駄目で










噛み締めた唇




食い込む爪









滲む血









君の痛みに比べれば






痛くもないこの傷を











抱えて








抱えて











私は






突き落としましょう









崖からをも




天空高くからをも













それが君の為なら――



＋手を出さないという選択＋


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